この警告が意味すること
iPhone XS/XR以降は、何かを接続するたびにLightningまたはUSB-Cポートに液体がないかをチェックします。液体を検知すると「Lightningコネクタで液体が検出されました」「USB-Cコネクタで液体が検出されました」または「充電できません」と表示され、ケーブルでの充電が止まります。Samsung Galaxyでは水分を検出したという警告(英語表示では "Moisture detected")が出て、ケーブルを抜くまで警告音が鳴り続けます。Google Pixelでは "Liquid or debris in USB port"(USBポートに液体や異物がある)という通知が出て、ポートが無効になります。
この停止はあなたとスマホを守るための仕組みです。充電口に水が残ったまま充電すると金属端子が腐食し、ポートが二度と使えなくなることがあります。警告そのものは故障ではなく、ほとんどの場合は充電口が乾けば自然に消えます。
充電口の水を抜く手順
以下はAppleとSamsungの公式案内に沿った手順で、LightningやUSB-Cポートを備えたどのスマホにも使えます。
- スマホ側と充電器・アクセサリ側の両方からケーブルを抜きます。本体とケーブルの両端が完全に乾くまで、何も接続しないでください。
- 充電口を下に向けてスマホを持ち、手のひらに数回軽く当てて水滴を落とします。Samsungは「やさしく振る」とだけ案内しています。
- 風通しのよい乾いた部屋で、テーブルの上に置いておきます。開けた窓の近くや、送風(冷風)にした扇風機のそばが適しています。
- 最低30分たったらケーブルを試します。警告がまた出たら、さらに待ってときどき再試行しましょう。Appleは乾燥に最大24時間かかることがあるとしており、Samsungは水分は通常1〜2時間で蒸発するとしています。
- 海水や甘い飲み物など、真水以外が入った場合は要注意です。充電口に残った成分が警告を繰り返し出す原因になります。Samsungは自社の防水Galaxyについて、真水で軽くすすいでから柔らかい布で水気を拭き取るよう案内しています。それ以外の機種は、水に近づける前にメーカーか修理店に相談してください。
乾くのを待つ間の充電
ワイヤレス充電は充電口を使わないので、そのまま使えます。Appleは、iPhoneの背面が乾いていればQi認証のワイヤレス充電器を使ってよいとしています。Samsungもワイヤレス充電対応モデルについて同じ案内をしています。先に乾いた布で背面を拭いてください。
iPhoneでは、警告を無視して緊急時にケーブル充電するための選択肢が表示されることもあります。Appleはこの機能を用意していますが、同時に濡れたiPhoneを充電しないよう呼びかけています。電池が切れそうで今すぐ電話をかけたいときなど、本当の緊急時だけに使いましょう。
スピーカーも確認しましょう
充電口まで届いた水は、たいてい同じ下端にあるスピーカーにも入っています。濡れたあとに音がこもる、小さい、ビリビリするといった症状があるなら、充電口の警告は問題の半分にすぎません。充電口が乾いたあとも、スピーカーの網目には水滴が長く残ることがあります。
スピーカーは、こちらから積極的に水を押し出せる唯一の場所です。低い周波数の音でスピーカーの振動板を動かし、水滴をグリルの外へ押し出します。詳しくはスマホのスピーカーから水を出す方法を読み、その後無料のスピーカーテストで結果を確認してください。この音が効くのはスピーカーだけで、充電口には効果がありません。充電口は乾くまで時間が必要です。
Wringは、この水抜きの音をどちらのスピーカーからでも再生でき、スピーカーテストも内蔵しています。広告と利用制限付きで無料で使え、Proにすると両方がなくなります。
やってはいけないこと
水没後の充電口の故障は、乾燥を早めようとした行動が原因であることがほとんどです。
- 本当の緊急時を除き、警告が出ている間はケーブルで充電しないでください。端子が腐食する原因になります。
- 熱は禁物です。ドライヤー、ヒーター、オーブン、日の当たる車のダッシュボードも避けましょう。Appleは外部の熱源を使わないよう警告しています。
- エアダスター(圧縮空気)は使わないでください。水を本体の奥へ押し込むおそれがあります。
- 充電口には何も入れないでください。綿棒、ペーパータオル、つまようじ、SIMピンも同様です。Apple、Samsung、Googleのいずれもそう案内しています。
- お米には入れないでください。Appleは米粒がiPhoneを傷める可能性があるとしており、自然乾燥より早く乾くわけでもありません。詳しくはお米でスマホは乾くのかをご覧ください。
警告が消えないとき
濡れていないスマホにこの警告が出ることもあります。特定のケーブルやアクセサリのときだけ出るなら、原因はそのケーブルやアクセサリである可能性が高いので、別のものを試してください。iPhoneの場合、Appleはケーブルを電源アダプタから、アダプタをコンセントから抜いてつなぎ直すよう案内しています。Pixelの場合、Googleは「USBポートを使用できます」("OK to use USB port")という通知が出るまで待つよう案内しています。
充電口に詰まった糸くずやほこりが湿気を含み、警告が繰り返し出ることもあります。ライトで中をのぞいてみてください。ピンなどでかき出すのはやめましょう。それは修理店に任せる作業です。スピーカーも同じで、安全な方法はスマホのスピーカーの掃除方法で紹介しています。
修理に出すべきタイミング
丸1日乾かしても警告が消えない、純正ケーブルを含むどのケーブルでも警告が出る、充電口が緑色に変色していたり焦げや腐食が見えたりする場合は、Apple、Samsung、Google、または正規の修理店に持ち込んでください。スマホが熱くなった、画面の内側に曇りやシミがある、海水や甘い飲み物に浸かった場合も同様です。外側を乾かしても、内部に入り込んだ成分まではきれいにできません。
よくある質問
「液体が検出されました」はどれくらいで消えますか?多くは30分から数時間です。Appleによると、充電口が完全に乾くまで最大24時間かかることがあります。
「液体が検出されました」と出ていてもiPhoneを充電できますか?背面が乾いていればQiワイヤレス充電器を使ってください。緊急時の解除機能はありますが、Appleは濡れたiPhoneの充電を勧めていません。
濡れていないのに「液体が検出されました」と出るのはなぜですか?多くはケーブルやアクセサリの不具合、または充電口の糸くずやゴミが原因です。まずは別のケーブルを試してください。
水抜きの音で充電口も直りますか?いいえ。音が水を押し出せるのはスピーカーのグリルだけです。充電口には時間と風通しが必要です。
